百姓のそば屋 ふかぐら亭

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愛しのイトシ師匠。

こんにちは。コケコです。

今日はそこそこ気温の高い、雨降りの金曜日。
朝からもやのかかった、高柳町山中でした。

こんなお天気の日には、まだまだ辺り一帯を覆っている雪が、ぐんと解けてくれます。
早く土が出ないか・・いつ頃出るか・・
毎日そんなことばかりに気を揉んでいる百姓たちですので、春先のこんなあったかい雨は、とても嬉しいのですよ。

コケコはニワトリですから、柔らかい野山の若草が大好きですから・・
こんな日には、同じように心がルンルン躍ってしまいます。
もう少しで草食べられるわ―。 虫もほじって食べられるわーー。


さてさて。
そんな、草なんて到底生えない、もちろん畑でお野菜作りなんて絶対できないこの大雪の高柳で、
一冬中、ふかぐら亭に青菜を供給してくださってる方がいるんです。

それが、ふかぐら小鉢メニューにも毎日お名前の載る、大橋伊寿さん、チエ子さんご夫妻。
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コケコたちも一緒に写真写っちゃった。
お二人は高柳町の中でも標高の高い、 石黒地区 のさらに奥の方・・
ほとんど “秘境” とも言える 『落合』 集落で、なんと冬場のハウス栽培をなさっています!

ハウス栽培。
現代では至るところで当たり前に見られるかのような光景に思われますが、
ちょっと待ってくださいね。
ここは、国内でもトップクラスの豪雪地。
一晩で1メートルも雪が積もろうかっていう土地で、
何もしなければ4メートル近くの雪に埋まってしまおうかっていうこの土地で、
ハウス栽培・・・・

想像つきますか?
これはすごいことなのですよ!

ハウスはかまぼこ型なので、ハウスの上に降った雪は、滑り落ちて両脇に積もります。
もちろんその両端にだって空からの雪が降り積もるわけですから、
放っといたら、ハウスはあっという間にすっぽり雪に埋まって、重みでつぶれてしまいます。
だから毎日毎日、周りをロータリー(除雪機)でグルグルグルグル・・・なさるそうなのですよ!
そりゃあもうグルグルグルグル・・・グルグルグルグル・・・・・・

すごい手間~~!
ハウスだけじゃなくて、もちろんおうちの除雪もあるのに・・
それをやろうと思うだけですごいー!
そして、こんなに実現してるからもうコケコびっくりーー。

「高柳でこんなことしようとするのは俺だけだ」
と、笑ってらっしゃいました。
師匠~。尊敬しますイトシ師匠~~。

作ってらっしゃるお野菜の品目がまた多くて、
ほうれん草、チンゲン菜、カブ、キスミ―大根、ブロッコリー、カリフラワー、レタス、キャベツ、
春菊、水菜、アスパラ菜、
それと・・・ ハウスの中に自然に生えてくるフキノトウ。

そのどれもがすっごくみずみずしくて、やわらかいんですよー!
水分量が多いってことなのかしら?ゆでるとあっという間にゆだってしまうんです。
ほんとにすぐ。
バイトのイトーちゃんなんて、何度ブロッコリーをゆですぎてたことか。


こんなツワモノな師匠がいてくださるので、
ふかぐら亭は、真冬でも地場産の青ものをふんだんにお出しすることができるのです。
そうでなければ、サトイモ、ジャガイモ、大根、白菜、野沢菜漬け・・・
雪国の冬らしいといえばその通りですが、やっぱりちょっと色がさみしいですよねー。

師匠、ほんとにありがとうございます。


このイトシ師匠のツワモノ野菜たちなんですが、
実は、残念なことに、今月いっぱいでもうおしまいなのです。

こんなにすごいプロのお百姓ですから、4月になったらすぐに田んぼの方にとりかかります。
ハウスの中を耕し直して、こんどは苗代(稲の苗を育てるところ)にするのだそうです。
そうですよねー。
残念ですが、しかたないですよねー。
田んぼもがんばってください!


師匠に関しては、まだ他にも色々とお世話になっています。
そばも栽培していただいてるし、 “柳辛華” についてももちろん触れないわけにはいかないのですが、
それはまた今度の機会に。
コケコ、ニワトリだから、そろそろ目が見えなくなってきちゃった。


あと1週間です。
ぜひ大勢のお客様に、イトシ師匠のお野菜を味わっていただきたいです。

明日は、
味見したヒサコママもびっくりの、
カブの葉っぱとは思えないくらい柔らかくて甘いカブの葉っぱのお漬物
です~。
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by hukaguratei | 2012-03-23 17:33 | お店のあれこれ。 | Comments(0)